物部ゆず
物部ゆず
登録番号 | 96 |
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名称 | 物部ゆず |
分類 | 果物 |
登録日 | 2020/06/29 |
生産地 |
高知県
香美市 |
登録生産者団体 | 高知県農業協同組合 高知県高知市五台山5015番地1 |
登録公示 |
農林水産物等の生産地
「物部ゆず」は、青果用に特化したゆずです。
「物部ゆず」は栽培管理に手間をかけることで、外観にキズが少なく、出荷後の日持ち(棚もち)が良いといった特徴があります。このため、青果向けで出荷されるゆずの全国平均が18%に対し、「物部ゆず」69%(2017年)と高さが際立っています。
取引市場から、長期間の安定供給、選果選別の徹底、棚もちの良さなどが高く評価され、「物部ゆず」を指定した注文が多数あります。
「物部ゆず」の生産地は高知県香美市内としています。収穫後は予冷庫に入れ貯蔵されます。出荷時には、高知県園芸連が定めた「ゆず出荷規格」に準じた出荷規格表をもとに2回の選別を行います。
生産地は、年間平均気温約15℃、降水量が多いものの水はけが良い樹園地が多く、ゆず果実の生育に適した地域です。果実が黄色くなる10月以降、生産地の気温は他の県内産地と比較して低くなることから、市場評価の高い鮮黄色の果実も収穫されるようになります。
生産地のゆず栽培は、1960年、130本のゆずの苗木を植えたのが始まりです。当時、ゆずは果汁原料に仕向けられることが主流でしたが、現地では、いち早く青果出荷用の栽培や販売に取り組んできました。
2018年現在、栽培面積145ha、生産者数172名、生産量(青果出荷量)807t、青果ゆずの日本一の産地となっています。