津南の雪下にんじん

津南の雪下にんじん

登録番号 81
名称 津南の雪下にんじん(ツナンノユキシタニンジン),Tsunan no Yukishita Ninjin
分類 野菜 / 穀物類
登録日 2019/06/14
生産地 新潟県
中魚沼郡津南町
登録生産者団体

津南雪下にんじん協議会

新潟県中魚沼郡津南町大字下船渡戊585番地

津南町役場地域振興課

登録公示

第81号:津南の雪下にんじん

農林水産物等の生産地

「津南の雪下にんじん」は、日本有数の豪雪地帯である津南町で初冬から春にかけて3ヶ月間以上深い積雪下で栽培されるにんじんです。
 甘みや旨みの成分であるアスパラギンなどのアミノ酸や、香り成分であるカリオフィレンを豊富に含んでおり、マイルドな甘さと旨みがあり、香りも良いといった特徴があります。
 独特の甘みや旨みといった特性が評価され、出荷先の市場や量販店において高価格で取引されています。

「津南の雪下にんじん」の生産には、耐寒性、耐病性に優れた品種を使用します。
 7月下旬頃から8月に播種し、降雪前までに十分な生育量を確保したのち、降雪後は翌年3月頃まで深い積雪下で栽培されます。収穫は、ほ場の除雪をした後、手作業で行われます。
 出荷規格は、病害虫被害その他の損傷が著しくないものとしています。

津南町は、3m以上の積雪となることもある日本有数の豪雪地帯です。このため、雪下にんじんを栽培するのに適した気候条件を備えた地域となっています。地域では、長年の研究により品質の良い雪下にんじんを生産する体制を確立し、毎年安定的に生産されています。
 「津南の雪下にんじん」は、1975年ごろから試験栽培が開始され始めました。1982年には栽培面積が3haであったものが、その後、雑誌などのメディアに取り上げられ、2017年には18ha、生産量632t、販売高1億円以上にまで拡大しています。

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