大栄西瓜
⼤栄⻄⽠
登録番号 | 80 |
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名称 | ⼤栄⻄⽠(ダイエイスイカ),Daiei Suika |
分類 | 野菜 / 穀物類 |
登録日 | 2019/06/14 |
生産地 |
鳥取県
東伯郡北栄町・琴浦町、倉吉市 |
登録生産者団体 | ⿃取中央農業協同組合 ⿃取県倉吉市越殿町1409番地 |
登録公示 |
農林水産物等の生産地
100年以上栽培されてきた「大栄西瓜」は、交配後、約48日頃まで完熟させたスイカです。形状にバラツキが少なく、果実中心部と皮ぎわの糖度差が少ないことが特徴です。
安定した品質と供給が確保できるスイカとして、市場から高い評価を得ています。
「大栄西瓜」の栽培には、生産者団体が生産地内で試験栽培し選定した品種を使用します。
パイプハウスまたは露地トンネルを利用した「雨よけ栽培」で栽培します。1株当たりの着果数を2~3果に限定しています。
交配後、約48日頃まで完熟させたもので、玉重量3.0kg以上、糖度11度以上、腐敗変質や病害のないといった出荷規格の全てを満たすスイカのみが「大栄西瓜」として出荷されます。
生産地は中国地方の最高峰である大山(1)の山麓に位置しています。土壌は保水性と透水性が良い肥沃な黒ボク土で形成されており、スイカ栽培の適作地となっています。
生産者団体が、品種、生産方法、出荷基準の共通化、1玉ずつ叩いて検査を行う出荷前検査の徹底、共同選果体制の確立など、長年にわたる組織的な取組をした結果、安定した品質が確保されるようになりました。
「大栄西瓜」に含まれる「大栄」という地名は旧大栄町に由来します。2005年、大栄町は隣接する北条町と合併し北栄町に改名されました。合併当時、「大栄西瓜」の名称、及び、「大栄西瓜」への高い評価が広く知られていたため、名称変更は行わず現在でも「大栄西瓜」として生産が続けられています。
近年、「大栄西瓜」は、土壌条件等が北栄町と同じである琴浦町や倉吉市でも生産されるようになり、栽培面積が拡大しています。
- 大山:標高1,729mで、中国地方最高峰の山として日本百名山や日本百景にも選定され、鳥取県のシンボルの一つにもなっています。一帯は大山隠岐国立公園に指定されており、登山などを楽しむこともできます。