つるたスチューベン
つるたスチューベン
登録番号 | 75 |
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名称 | つるたスチューベン(ツルタスチューベン) |
分類 | 果物 |
登録日 | 2019/03/20 |
生産地 |
青森県
北津軽郡鶴田町、板柳町(小幡、野中、掛落林、柏木、牡丹森)、五所川原市七ツ館、つがる市柏桑野木田 |
登録生産者団体 | つるたスチューベン日本一推進協議会 青森県北津軽郡鶴田町大字鶴田字早瀬200番地1 |
登録公示 |
農林水産物等の生産地
「つるたスチューベン」は、糖度が18度以上と非常に甘いぶどうで、房が大きく着粒数が多いのが特徴です。一粒一粒が充実し房全体が良く締まっていることから貯蔵性が高く、収穫した10月から翌年の2月頃まで食味と鮮度を維持したまま出荷が可能です。
品質のバラツキが少なく、食味、見栄えが良く、年明け以降でも取引が行える数少ない国産ぶどうとして、市場では、他県産に比べ約5割の高値で取引されています。
「つるたスチューベン」は、スチューベンの品種を用います。
栽培方法は、垣根仕立て(1)、超長梢剪定(2)、強摘心(3)を用いるものとし、長期保存する場合は有袋のまま貯蔵します。
生産地は、スチューベンが育成されたニューヨークとほぼ同じ緯度にあり、年間降水量や気温等の気象条件が似ている地域です。また、栽培期間中の昼夜の寒暖差が8℃~10℃あることで、糖度が高くなる気候条件を有しています。
スチューベンはニューヨーク農業試験場が育成した品種で、1952年頃に日本に持ち込まれ、青森県で試験栽培が開始されました。地域での栽培奨励により、1984年頃には、現在の栽培方法に至る「垣根仕立て」、「超長梢剪定」、「強摘心」を組み合わせた「津軽式改良仕立法」を確立するとともに、リンゴ栽培で培った経験を活かしスチューベンの長期貯蔵技術が確立されました。
2017年、鶴田町を中心に生産農家戸数は約140戸、栽培面積は約100ha、生産量は約1,100t、日本一の生産量を誇る産地へと成長しています。
- 垣根仕立て:支柱間に張った針金や枠などに枝を誘引することにより、果樹の樹形を垣根のように仕立てる整枝法です。
- 超長梢剪定:通常の剪定に比べ枝を1m以上残す剪定方法です。
- 強摘心:開花前の葉数を通常の5枚ではなく4~3枚になるよう心芽を除去する剪定方法の一種です。果樹の場合、摘心によって新梢の生長を押えることで果実の発育が良くなります。