奥久慈しゃも

奥久慈しゃも,Okukuji Shamo Chicken

登録番号 71
名称 奥久慈しゃも(オククジシャモ),
Okukuji Shamo Chicken
分類 食肉
登録日 2018/12/27
生産地 茨城県
久慈郡大子町、常陸大宮市、常陸太田市、高萩市
登録生産者団体

農事組合法人 奥久慈しゃも生産組合

茨城県久慈郡大子町袋田3721

登録公示

第71号:奥久慈しゃも

農林水産物等の生産地

「奥久慈しゃも」は、茨城県内で系統選抜された闘争性の低い軍鶏種と、名古屋種及びロードアイランドレッド種を交配して作出された交雑種を素びなとして生産された、地域特有の交配様式・血統を持つ地鶏の肉です。
 肉質は、身が良くしまり、肉汁が豊富です。脂肪が非常に少なく歯ごたえがあり、鶏特有の臭みがほとんど感じられないため、需要者から高い評価を得ています。

生産方法としては、「奥久慈しゃも」の素びなは、種鶏である軍鶏種の雄と交雑種の雌(名古屋種(雄)とロードアイランドレッド種(雌)を交配した系統)を交配して作出されたものを用います。
 素びなの孵化から積算して、雄は最低110日齢以上、雌は最低130日齢以上肥育します。28日齢以降は10羽/m2以下の密度で飼育を行い、とうもろこし、マイロ、大豆油かす、なたね油かす等を混合調整したものに、食塩、カルシウム源のほか、ヨモギなどの滋養成分や海藻由来の天然ミネラル等を添加した混合飼料を給与します。

「奥久慈しゃも」は、古くから茨城県県北地域で飼育されてきた軍鶏種を系統選抜し、1975年代に交配様式が確立した系統種です。1985年に「奥久慈しゃも」として生産・販売が本格的に開始されました。
 地域では、生産者が茨城県の協力や実需者の助言を得て、地域の大自然に囲まれた静かな環境のもとでストレスを与えず、低カロリーの専用飼料と良質な水を給与しながら、長期間かけて飼育する独自の生産方法を確立してきました。
 「奥久慈しゃも」の生産・販売が開始された1985年当時の生産羽数は6,500羽程度でしたが、品質の高さや生産者の積極的なPR活動、各種メディアに取り上げられたことなどにより知名度が向上し、2017年度末には約51,000羽まで拡大しています。

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