香川小原紅早生みかん
香川小原紅早生みかん
登録番号 | 54 |
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名称 | 香川小原紅早生みかん(カガワオバラベニワセミカン) |
分類 | 果物 |
登録日 | 2017/12/15 |
生産地 | 香川県 |
登録生産者団体 | 香川県農業協同組合 香川県高松市寿町1丁目3番6号 |
登録公示 |
農林水産物等の生産地
「香川小原紅早生みかん」は、果皮が鮮やかな濃紅色であることが特徴の温州みかんです。国内で栽培されている約100品種の温州みかんの中で最も紅いといわれています。
個々の園地の生育状況を確認し、その栽培環境に合わせたきめ細かな栽培管理指導を行うことで、産地全体で糖度と酸度のバランスのとれた果実が生産されています。また、厳しい品質管理によって、市場には良食味の青果のみを流通させています。
特に、ハウス栽培されたものは、温州みかんの出荷時期ではない夏場に食べることができる「紅くて甘いみかん」として、高単価で取引されています。
「香川小原紅早生みかん」は、品種として「小原紅早生」を用い、香川県内で栽培された温州みかんです。
植栽から収穫まで独自の栽培管理基準を守って生産されます。また、地域の技術指導員が園地を巡回し、個々の園地に合わせた栽培管理指導も行われています。
出荷は、香川小原紅早生みかん出荷規格に基づき行われています。
生産地は、夏から秋に雨が少なく日照時間が長いことから、みかんの栽培に適した地域です。このため、この地域では古くから高品質なみかんが栽培されてきました。
「小原紅早生」は、1973年、香川県坂出市で偶然発見された「枝変わり(1)」の紅いみかんを地域の人たちが接ぎ木で増やし、長い時間をかけて育てた香川県のオリジナル品種です。
産地では、育成に加え、消費宣伝活動に取り組んだことで、消費者への認知を高め、特産品としての地位を築いてきた歴史があります。
1993年に「香川小原紅早生みかん」が、わが国で品種登録されたことを契機に、「種苗登録品種小原紅早生みかん生産振興協議会」が設立されました。
苗木の増殖と生産技術の普及推進に取り組んできた結果、県内各地に産地が拡大し、生産量も増加するとともに、現在では海外輸出も進めています。
- 枝変わり:植物の特定の枝だけが突然変異などによって形質を変える現象です。