青森の黒にんにく
登録番号 | 142 |
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名称 | 青森の黒にんにく(アオモリノクロニンニク)、青森黒にんにく(アオモリクロニンニク)、Aomori Kuro Ninniku、Japanese Aomori Black Garlic |
分類 | 加工食品 |
登録日 | 2024/01/29 |
生産地 | 青森県 |
登録生産者団体 | 協同組合青森県黒にんにく協会 青森県上北郡おいらせ町木崎158番地 |
ブランドサイト | |
登録公示 |
農林水産物等の生産地
「青森の黒にんにく」は、青森県産「にんにく」の大玉品種である「福地ホワイト」の系統のみを原料に使用し、高温熟成により製造させたにんにくの加工食品です。
可食部は黒色をしており、ドライフルーツのような食感と甘酸っぱい食味を持ち、そのまま食することができます。免疫や脳機能などに関与する機能性成分を多く含有しています。
ブランド化と海外25か国への輸出実績が認められており、2018年度には地産地消等優良活動表彰における農林水産大臣賞を受賞しています。
「青森の黒にんにく」の原料は、青森県内で栽培された寒地系統の大玉品種である「福地ホワイト」の在来種又はこの改良種(以下「福地ホワイト系」)を用います。
生産方法は、原料の可食部に当たるりん片の水分含量を保ったまま、外皮、保護葉、花茎(芯)及び盤茎部の水分含量を十分乾燥させたのち、一定期間、加熱熟成を行います。
出荷規格は、水分45%以上65%以下、糖度40度以上、pH4.6未満としています。
青森県では「福地ホワイト系」の生産に適した冷涼な気象条件のもと、1965年ごろから本格的な「にんにく」の生産が開始され、現在は国内出荷量の約7割、日本一の生産量を誇っており、「青森の黒にんにく」の生産基盤として高品質な原料供給が可能な地域です。
2004年に県内初の「黒にんにく」の開発が始まり、2006年から製造方法と品質向上のための研究開発が進められ、翌年には本格的な量産が開始されました。
2008年に青森県内の「黒にんにく」製造販売事業者を会員とした「青森県黒にんにく協会」が発足、加工技術の向上や製品の品質管理、プロモーションおよび輸出の取組が官民一体で進められてきました。
2018年には、NPO法人黒にんにく国際会議を設立し、「黒にんにく」に関する製造施設の自主的な衛生管理などを推進するとともに、「黒にんにくにおける食品安全認証制度(FSC)」を制定しました。
現在、「青森の黒にんにく」は、国内はもとより、アジア、ヨーロッパ、アメリカへも販路を伸ばし、今日までに世界25カ国へ輸出されるなど、地域の重要な産業に成長しています。