豊橋なんぶとうがん

豊橋なんぶとうがん

登録番号 116
名称 豊橋なんぶとうがん(トヨハシナンブトウガン)
分類 野菜 / 穀物類
登録日 2022/03/02
生産地 愛知県
豊橋市
登録生産者団体

豊橋農業協同組合

愛知県豊橋市野依町字西川5

http://www.ja-toyohashi.com

登録公示

第116号:豊橋なんぶとうがん

農林水産物等の生産地

「豊橋なんぶとうがん」は、着色ムラが少なく、光沢のある鮮やかな外観の冬瓜です。
 収穫後に全体が着色するまで一時保管し、磨き、選別・出荷する生産方法のため、光沢、色、形状等の品質のバラつきが少なく長期出荷できるところが特徴となっています。
 全国2位の生産量である愛知県の中で約6割を占め、傷が少なく、カット販売時にロスが少ない点が評価され、他産地と比べ1~3割程度高値で取引されています。

「豊橋なんぶとうがん」は、豊橋農業協同組合の生産組織である南部琉球冬瓜同好会の役員が保有する品種を指定品種として用います。このほか、生産地域の栽培適性等を踏まえ組合が選定する品種も用いることができることとしています。
 栽培は、生産地内においてハウスまたはトンネル露地で行います。また、果実表面のキズや土壌からの病害を軽減するため1玉ごとに保護マット(緩衝資材)を使用しています。
 収穫後の出荷調整として、果実表面の産毛や汚れを落とします。また、光沢を出すため「冬瓜磨き機」を利用するなどして1玉ごとに磨きをかけます。
 出荷規格は、「出荷規格表」に基づき、果実表面を全体的に着色させ、着色ムラの少ないもの、キズ等の損傷が著しくないものを出荷することとしています。

「豊橋なんぶとうがん」は、地域の温暖な気候と豊川用水による豊かな水を活かして栽培されています。
 1968年、地域の水資源確保を目的とした豊川用水の全面通水により、地域では園芸農業が盛んに行われ、1987年から冬瓜栽培も本格化しました。
 その後、1990年に冬瓜の成長期に敷く保護マット(緩衝資材)の利用を始め、翌年には冬瓜磨き機の試験導入が始まり、品質の向上と生産の省力化を図ってきました。
 また、栽培の開始当初から、生育状況に合わせた目揃会を年に複数回開催、栽培技術の平準化を図るなど、厳しい出荷規格を徹底した生産出荷活動を続けています。
 2019年の農家戸数は25戸、年間897tを出荷しています。

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