氷見稲積梅

登録番号 112
名称 氷見稲積梅(ヒミイナヅミウメ)
分類 果物
登録日 2022/02/03
生産地 富山県
氷見市
登録生産者団体

特産氷見稲積梅生産組合

 富山県氷見市稲積355-2

稲積梅の里振興会

 富山県氷見市間島1-3

登録公示

第112号:氷見稲積梅

農林水産物等の生産地

「氷見稲積梅」は、果皮が淡緑色で種子が小さく果肉が厚い梅です。
 梅干し(1)に加工する際も裂皮しにくく、着色良く仕上がり、ほどよい酸味になると評価されています。

「氷見稲積梅」は梅品種「稲積」を用います。
 栽培は富山県高岡農林振興センターが作成した「氷見稲積梅栽培暦」に従い生産地で栽培され、15g以上で腐敗しておらず、病害等による損傷が著しくないものが出荷されます。

「稲積」は1949年に氷見市稲積地区で発見され選抜育種された、雪深い生産地の気象条件に適した希少品種です。発見以後、栽培技術の向上に努め1986年に栽培方法が確立されました。
 以後、生産地の耕作放棄地や街道沿い、公園などに植栽し、剪定・防除・収穫等共同作業で管理するなど栽培面積を増加させ、2019年の生産量は27t。生産戸数27戸、栽培面積8.8haにまで拡大しています。

  1. 梅干し:梅の実を塩漬けにした漬物で、日本では平安時代(2)から食されてきた伝統的な食品です。おにぎりや弁当などに添えられるなど我が国を代表する食材の一つです。
  2. 平安時代:794年~1185年。桓武天皇により平安京(現在の京都市)に都が移されてから鎌倉幕府が成立するまでの約390年間を指す日本の時代区分の一つです。天皇を中心とした律令政治から、貴族政治、院政や武士の台頭などに移行していった時代です。また、仏教文化や貴族文化など、日本の中世時代の文化が大きく発展した時代でもあります。

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