ルックガン ライチ / ヴァイティエウ ルックガン
ルックガン ライチ,ヴァイティエウ ルックガン
登録番号 | 107 |
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名称 | ルックガン ライチ,ヴァイティエウ ルックガン |
分類 | 果物 |
登録日 | 2021/03/12 |
生産地 |
海外
ベトナム国バックジャン省ルックガン県のチュ町、ギアホーコミューン(現「チュ町」)、ドンコックコミューン、ビエンソンコミューン、ビエンドンコミューン、ジャップソンコミューン、ホンジャンコミューン、キエンラオコミューン、キエンタインコミューン、ミーアンコミューン、ナムズオンコミューン、フィディエンコミューン、フオンソンコミューン、クィソンコミューン、タンホアコミューン、タンラップコミューン、タンモックコミューン、タンクアンコミューン、タインハイコミューン及びツーフウコミューン |
登録生産者団体 | Hội sản xuất và tiêu thụ vải thiều Lục Ngạn(ルックガン ティエウライチ生産消費協会) Phòng Nông nghiệp và Phát triển nông thôn, thị trấn Chũ, huyện Lục Ngạn, tỉnh Bắc Giang, Việt Nam(ベトナムバックジャン省ルックガン県チュ町農業農村開発部) |
登録公示 |
農林水産物等の生産地
「ルックガンライチ」は、他のベトナムの栽培地域のライチと比較して、大きく、甘みが強いのが特徴のライチです。
生ライチの他、冷凍全ライチ、皮むき及び種抜きがされた冷凍ライチの状態で出荷されています。
ルックガンライチは2008年にベトナムで地理的表示として登録され、2020年のEU・ベトナム自由貿易協定(EVFTA)の発効により、EUにおいても地理的表示として保護されています。
「ルックガンライチ」の品種は「ティエウ」を用い、生産地域内にある優良な木から栄養繁殖したもののみを用います。
栽培方法は、収穫後、大きな枝を含めほぼ全ての枝を剪定します。
出荷規格は、著しい傷や損傷がないもののみ出荷できるものとし、冷凍全ライチは、著しい傷や損傷がなく、果実の表面に薄い氷の層が付着しており、固く、個々が分離しているもののみ出荷できることとしています。
また、皮むき及び種抜きがされた冷凍ライチは、著しい傷や損傷がなく、果実の表面に薄い氷の層が付着しており、固く、個々が分離しているもののみ出荷します。
生産地域は、周辺に山地が連なる盆地を形成し、この地形により特有の長く乾燥した冬がもたらされます。最も気温が低い2月の平均気温は15.2℃、この冬の低温がルックガンライチの開花と結実に好ましい条件となっています。
また、ライチの生長段階と生長期間に適した降水量が挙げられます。一方、果物の発育段階(3月~翌年6月)に入ると、ルックガンの総日照時間は他のティエウライチ栽培地域の総日照時間よりも長くなるといった地理的な特徴があります。
ルックガンライチは、小石の多い土壌の丘陵地に高密度で植えられる。この丘陵地形では地下水容量が低いため、甘みの多い果実が生産されます。
ルックガンライチは、1960年より商業生産されており、現在まで生産が続けられてきました。収穫後の剪定技術も、ルックガンの生産者によって一貫して適用されてきました。
ルックガンライチは、ベトナム全土で広く販売されており、中国、米国、ロシア、EU加盟国、日本を含む多くの国にも輸出されています。冷凍全ライチの日本への輸出量は、近年は年間約5~6トン、生ライチも、現在、日本で流通しています。