徳地やまのいも

徳地やまのいも

登録番号 100
名称 徳地やまのいも
分類 野菜 / 穀物類
登録日 2020/11/18
生産地 山口県
平成17年9月30日における行政区画名としての山口県佐波郡徳地町(現山口県山口市徳地地区)
登録生産者団体

山口県農業協同組合

山口県山口市小郡下郷2139番地

登録公示

第100号:徳地やまのいも

農林水産物等の生産地

「徳地やまのいも」は、旧山口県佐波郡徳地町(現山口県山口市徳地地区)で生産されるやまのいもです。
 首部が短く肩の広い仏掌型あるいは拳型で周辺部が波状になり、外皮は滑らかで可食部の髭根が少なく、すりおろしたときの粘りが他産地のものと比べ強いのが特徴です。

「徳地やまのいも」は、種いもとして「徳地やまのいも」を用い、栽培は生産地内の水田で、水稲の輪作として行われます。
 出荷規格は、腐敗及び変質したもの、病害虫に侵されたもの以外は「徳地やまのいも」として出荷できるものとしており、これらが軽微なものは加工用として出荷できるものとしています。

徳地やまのいもが属する「いちょういも」は、一般に、地下水位が低く生育期に乾燥しない土地でなければ良質なものが生産できないとされています。これに対し、生産地では、首部が短い芋を選抜し、水稲の輪作作物として栽培することで、耕土が浅い水田でも適度な湿度が保持され、良質な芋の安定生産が可能となっています。
 生産地では江戸時代(1)後期からやまのいもが栽培されていた記録があります。
 1988年以降、産地では山口県農業試験場(現山口県農林総合技術センター)と連携し、厚みがあり在来系の形状を有する優良系統を選抜するなど、産品の品質向上にむけた取組を続けています。
 2018年度の生産者数は23名、生産量は約4tとなっています。

  1. 江戸時代:1603年~1867年。日本の時代区分の一つで、江戸(現在の東京)に幕府が置かれていた時代を指します。徳川家康を初代将軍とし以後徳川将軍家を中心とした藩政政治が行われました。

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