指宿鰹節
| 登録番号 | 169 |
|---|---|
| 名称 | 指宿鰹節(イブスキカツオブシ)、Ibusuki Katsuobushi、Ibusuki dried bonito、Ibusuki bonito flakes |
| 分類 | 加工食品 |
| 登録日 | 2025/03/18 |
| 生産地 |
鹿児島県
指宿市 |
| 登録生産者団体 | 山川水産加工業協同組合 |
| 登録公示 |
「指宿鰹節」は、鹿児島県指宿市(いぶすきし)で生産される鰹節(1)です。
特に、鰹節の中でも上品な香味と深いコクをもつ最高級品・本枯本節(ほんがれほんぶし)(2)の生産が盛んで、その生産量は全国の本枯本節生産量の7割以上を占めています。
また、1949年から開催されている全国鰹節類品評会では、最高賞である農林水産大臣賞を数多く受賞しています。
「指宿鰹節」は、カツオを原料とし、生産地内で製造されます。山川水産加工業協同組合が定める「指宿鰹節品質規格」に基づいて製造及び出荷が行われます。
「指宿鰹節」の生産地である鹿児島県指宿市の山川(やまがわ)地区は、薩摩半島(3)の最南端に位置しています。山川港(やまがわこう)は噴火口に海水が流入してできた天然の良港で、明治(4)・大正(5)期に立地の良さから奄美近海でのカツオ漁の拠点として発展してきました。
1909年に愛媛県の鰹節製造業者が山川地区の納屋を借り、本枯本節の前身となる土佐節(6)の製法で製造を始めました。これが生産地における鰹節製造の始まりと言われています。その後、県外の鰹節製造業者が良い原料を求め、次々に山川地区に定住し、地元の業者にも製法が伝えられ、鰹節の製造が盛んになっていきました。
指宿市の現在の鰹節の生産量は年間で約6,200トン、生産額は年間約110億円に達しています(2023年時点)。
生産地では多くの事業者が「本枯本節」を守り続けており、その結果、山川地区を中心とする指宿市は「本枯本節」の生産量日本一を誇る産地となっています。
- 鰹節:カツオを煮熟(しゃじゅく)し、くん乾(いぶし乾燥させること)したもの。
- 本枯本節:鰹節のうち、くん乾を経た「荒節(あらぶし)」の表面を削り、かび付けと乾燥を2回以上繰り返したのが「枯節(かれぶし)」。なかでも、さらにかび付けと乾燥を繰り返した最上級品が「本枯節(ほんがれぶし)」。カツオの身を、血合いを境に2つに切り分けた上で煮熟以降の工程を進め、本枯節に仕上げたものが「本枯本節」です。
- 薩摩半島:鹿児島県南西部に位置する半島。
- 明治時代:1868年~1912年。日本の時代区分の一つ。日本が幕府による封建制から近代化に移行した時代です。
- 大正時代:1912年~1926年。日本の時代区分の一つで時代区分では最も短い。明治時代に続き近代化が進められるとともに、護憲運動や政党内閣が発足するなど民主主義が提唱されました。
- 土佐節:土佐(現在の高知県)で伝承されてきた枯節。









