十勝若牛
| 登録番号 | 164 |
|---|---|
| 名称 | 十勝若牛(トカチワカウシ)、Tokachi Wakaushi |
| 分類 | 食肉 |
| 登録日 | 2025/03/18 |
| 生産地 |
北海道
上川郡清水町 |
| 登録生産者団体 |
北海道上川郡清水町南2条1丁目8番地 |
| 登録公示 |
「十勝若牛」は、乳牛として飼養されているホルスタイン種のうち主に雄牛を対象に、生後14か月齢を中心に16か月齢までに出荷する若齢肥育牛(1)の牛肉です。
黒毛和種特有の脂肪交雑由来による柔らかさとは異なり、きめ細かさによる柔らかな肉質で、噛みしめると旨みに富む肉のジューシーさが特徴の赤身肉です。ヘルシーな赤身肉として需要者からの引き合いも強く、一般的なホルスタイン種の牛肉と比較して高値で取引されています。
「十勝若牛」の素牛は、主に乳用種ホルスタイン種の雄牛です。一部、繁殖能力のない雌牛等も含まれます。生産地である清水町において、JA十勝清水町が定めた「十勝若牛肥育管理表」に従って肥育及び出荷がされます。
北海道十勝平野(2)の西部、日高山脈(3)の裾野に位置する清水町は、近代日本経済の父とされる渋沢栄一らが起こした十勝開墾合資会社によって開拓が始まり、北海道に近代酪農を広めた町村金弥がその会社の初代農場長に就任し、欧米型の大規模農業を推進した歴史があります。2024年時点で全国でも有数の酪農地帯となっており、副産物の雄仔牛を素牛とする肉牛生産も盛んな地域です。
通常のホルスタイン種の肥育牛は、約19から20か月齢で出荷されますが、約16か月齢を過ぎると脂肪増体量の割合が増え、牛肉特有の臭気が増し、水分量も減少する傾向にあることが知られています。「十勝若牛」は、14から16か月齢という限られた期間内に十分な品質を獲得した生体重まで仕上げて出荷されます。JA十勝清水町の生産者は、生産牧場に仔牛を導入した時点からのストレスの軽減、発育に影響を及ぼす感染症への対策、理想的な増体のための各月齢に最適な粗飼料と統一規格の濃厚飼料を給餌するなど、これまで肉牛生産の経験から蓄積したノウハウを基に、「十勝若牛」として出荷するための独自の肥育技術を確立しています。
- 若齢肥育牛:通常よりも若い月齢で肥育を終えて出荷される牛。脂肪は少なめで赤身中心、やわらかな肉質となります。
- 十勝平野:北海道東部の台地性の平野で北海道一の畑作地帯です。
- 日高山脈:北海道の中央南部に位置する北海道随一の険阻な山脈です。山域は国立公園に指定され、北海道ならではの手つかずの自然が残る地域となっています。





