ドイチャンコーヒー

登録番号 139
名称 ドイチャンコーヒー、ドイチャーンコーヒー、ドイチャングコーヒー、Doi Chaang Coffee、Kafae Doi Chaang、กาแฟดอยช้าง
分類 加工食品
登録日 2023/07/20
生産地 海外
海抜1000メートルから1700メートルに位置する、タイ王国チェンライ県メースアイ郡ワーウィー地区、ドイチャン村及びバーンマイパタナ村
登録生産者団体

ウィサーハギットシュムショングルム ドイチャーンコーヒーハウス バーン ドーイチャーン ムー3

タイ王国チェンライ県メースアイ郡ワーウィー地区三丁目787番地

登録公示

第139号:ドイチャンコーヒー

農林水産物等の生産地

「ドイチャンコーヒー」は、他の一般的な産地の同種のコーヒーに比して、カフェイン量が少なく(「ドイチャンコーヒー」は生豆の状態で1.1%未満)、甘い香りを有するコーヒー(生豆、挽きコーヒー、コーヒー豆)です。
 「ドイチャンコーヒー」は、その品質の高さから、一般地域で生産されるコーヒーに比して、ドイチャンコーヒーは、2倍から3倍程度高い価格で取引されています。

「ドイチャンコーヒー」の品種は「アラビカ種」のコーヒーを用い、栽培は、生産者団体が定期的に開催するセミナーおよび指導に基づき、生産地(ドイチャン村及びバーンマイパタナ村)内で行います。
 収穫は、生産者団体の管理者がほ場を巡回し、収穫適期を確認したのちに生産者が行い、収穫後一定期間内に生産者団体が指定する集積所に持ち込み、生産者団体の基準を満たした豆(収穫から24時間を経過した豆、未成熟な豆、茎のついた豆および虫食豆を除く)のみを選別します。
 収穫後、選別された果実のみをドライ発酵と水発酵の二種の方法を用いて合計48 時間程度発酵させ、生豆を生成します。
 生豆の出荷規格は、割豆、パーチメント(内果皮)が付着した豆、虫食豆、黒く乾燥した豆以外は出荷できるものとしています。
 挽きコーヒー、コーヒー豆(生のものを除く)は、生産者団体が指定する焙煎場で焙煎を行い、出荷規格は、未完成焙煎豆、未熟豆、発酵が進み黒色に変色した豆以外は出荷できるものとしています。

「ドイチャンコーヒー」の生産地は、海抜1000メートルから1700メートルの高さに位置する山脈地帯であり、標高と関係の深い生豆のカフェイン含有量が少なくなります。
 生産地のコーヒー生産は、1969年に開始されたタイ前国王ラーマ9世が手掛けた山岳民族のプロジェクトをきっかけに始まりました。
 1983年以降、経済作物としてのコーヒー栽培が本格化し、2002年には生産量を拡大させ、安定した経済活動を行うために生産者が共同で一貫生産を行う取組が開始されました。また、2008年には生産地内でコーヒー豆の生産から焙煎までの工程を自ら管理する生産者団体が設立され、現在に至っています。

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