浜中養殖うに

登録番号 135
名称 浜中養殖うに(ハマナカヨウショクウニ)、Hamanaka Youshoku Uni
分類 魚介類
登録日 2023/07/20
生産地 北海道
厚岸郡浜中町内水面、浜中湾及び琵琶瀬湾
登録生産者団体

浜中水産物振興協議会

北海道厚岸郡浜中町湯沸445番地

登録公示

第135号:浜中養殖うに

農林水産物等の生産地

「浜中養殖うに」は、身色がオレンジ色に近い濃い黄色で、色や大きさがそろった養殖のエゾバフンウニです。
 豊かな磯の香りとクリーミーな口溶けに苦みや雑味がない濃厚な味わいが特徴で、市場などの評価に加え、養殖の強みを生かした生産・出荷戦略により、天然のエゾバフンウニより高値で取引されています。

「浜中養殖うに」の養殖漁場は、浜中町内水面、浜中湾および琵琶瀬湾としています。
 養殖方法は、浜中町近海の親ウニから採苗されたエゾバフンウニの人工種苗を使用し、養殖用のカゴに収容して餌料価値の高いコンブ類を給餌します。 
浜中水産物振興協議会が定めた出荷規格に基づき出荷します。

生産地の周辺は、ウニの餌となるコンブ類が豊富に生育し、波浪の影響を受けにくい湾や海水交流のある静穏な湖沼など、養殖に適した自然環境を有しています。
 地域では、養殖場の環境モニタリング調査や餌料価値の検証などを行ったうえで、施設の係留方法や飼育水深の調整、海流等を考慮した給餌しやすい養殖カゴの考案などを行ってきました。
 また、エサはウニに対して最も効果のある海藻を特定するなど、ウニ養殖技術も確立してきました。
 さらに、地域の自然条件を活かすことで、環境にダメージを与えずに持続的に漁業を継続できることから、独自の地域資源循環型養殖技術を推進しています。
 浜中町沿岸では、潜水によるウニ漁業が行われており、年間 300t超えの水揚げ量を誇ってきましたが、乱獲による水産資源の急速な減少により枯渇状態となりました。1988年からは資源対策として人工ウニ種苗の放流を開始し、漁場を管理しながら水産資源の回復を図ってきました。
 その後、1992年からウニの完全養殖に着手し、2003年には浜中水産物振興協議会を設立、「浜中養殖うに」としてブランド名を統一しました。

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