昭和かすみ草
登録番号 | 134 |
---|---|
名称 | 昭和かすみ草(ショウワカスミソウ)、Showa Gypsophila、Showa Kasumiso |
分類 | その他 |
登録日 | 2023/07/20 |
生産地 |
福島県
大沼郡昭和村、河沼郡柳津町、大沼郡三島町、大沼郡金山町、大沼郡会津美里町の一部(旧会津高田町、旧本郷町)、会津若松市北会津町、河沼郡会津坂下町、南会津郡南会津町(旧田島町) |
登録生産者団体 | 会津よつば農業協同組合 福島県会津若松市扇町三丁目5番地の6 |
ブランドサイト | |
登録公示 |
農林水産物等の生産地
「昭和かすみ草」は、福島県奥会津の昭和村、柳津町、三島町および金山町を中心に生産されている「宿根(しゅっこん)(1)かすみそう」です。小花数が多く出荷後の観賞期間が長いといった特徴があり、出荷期間である夏秋期を通じて品質が安定しているため、需要者から高く評価されています。産地は、夏秋期の「宿根かすみそう」の栽培面積、出荷数量ともに国内トップクラスを誇っています。
「昭和かすみ草」の品種は、会津よつば農業協同組合(以下「JA会津よつば」)が、生産地における適応性などを検討した上で選定しています。
「昭和かすみ草」は、JA会津よつばが定めた「栽培方法」により栽培されます。なお、基本的に7月から9月の夏期の出荷品は中山間地域で栽培し、夏期以外の期間の出荷品は、生産地の平坦部での栽培も可能としています。
JA会津よつばが定めた「出荷規格」に基づいて選別、出荷しています。
生産地は、冬期は寒さが厳しく積雪量が多い地域であり、夏期でも冷涼な気候の中山間地域に広く覆われているため、「かすみそう」の栽培に適した自然条件を有しています。
全出荷期間において、雪の冷気を利用した貯蔵施設による予冷出荷を行うとともに、夏期は品質維持のため中山間地限定出荷とするなど、生産地の地形と気候を活かした高品質な「かすみそう」の生産出荷体制を整えています。
一般的に「かすみそう」は、「白」を基調とした品種が多い中で、生産地では染色液を吸わせて色を付ける「染めかすみそう」の生産にも着手しており、「かすみそう」のイメージを一新したカラフルな色彩の「昭和かすみ草」も人気を博しています。
出荷数量は2021年に 500 万本以上。2012年に開催されたフェンロー国際園芸博覧会(2)フロリアード では優秀品種賞(金賞)を受賞するなど、複数の評価会でも高い評価を受けています。
- 宿根:生育に適しない冬期や乾燥期などには、地上部は枯れるが地下部は生きていて、外界の条件がよくなった際に再び発芽・開花する草や花の種類です。
- フェンロー国際園芸博覧会:2012年4月から10月にオランダのフェンローで開催された国際園芸博覧会。博覧会国際事務局から認定された国際博覧会(認定博)として開催されました。