たむらのエゴマ油
登録番号 | 125 |
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名称 | たむらのエゴマ油(タムラノエゴマアブラ) |
分類 | 加工食品 |
登録日 | 2023/01/31 |
生産地 |
福島県
田村市 |
登録生産者団体 | 田村市エゴマ振興協議会 福島県田村市船引町船引字馬場24-1 |
ブランドサイト | |
登録公示 |
農林水産物等の生産地
「たむらのエゴマ油」は、エゴマ(1)本来の香りが強く、酸化による雑味が少ない食味に優れた食用油です。
日本では、エゴマは古くから栽培され主に実を食用としてきましたが、油は灯り取りの燃料や整髪用として使用され食用にはあまり利用されていませんでした。生産地では搾油を目的としたエゴマ栽培が広められ、現在、エゴマ油の名産地として認知されるようになりました。
「たむらのエゴマ油」の原料は、田村市エゴマ振興協議会(以下「協議会」)の会員が自家採種し、田村市内で栽培された黒種または白種のエゴマを用います。
協議会の栽培基準に従って栽培収穫されたエゴマから、生搾りまたは焙煎搾りにより搾油を行います。
冷涼で湿潤な気候を好むエゴマは生産地を含むあぶくま地方(2)で盛んに栽培され、在来種として定着してきました。
1997年に田村市出身の生産者(村上周平)が韓国を訪れた際、エゴマが食用油の原料として栽培されている風景を目にし、地域の文化であるエゴマに食用油としての可能性を見い出しました。
1998年には韓国から搾油機を輸入し搾油技術を確立。地域の生産者に技術を伝え製品化を進めました。エゴマ油の品質向上のため搾油技術以外にも、エゴマ収穫後の選別、適正な貯蔵管理、受注生産とするなど品質管理にこだわり、生産地は田村市全域に拡大しています。
積極的な後継者の育成にも取り組んでおり、2022年時点で原材料生産者30名、搾油者5名、生産量は約210kgとなっています。
- エゴマ:東アジア原産のシソ科シソ属の植物。葉はシソの葉によく似た形をしており、醤油漬けや天ぷら、薬味やドレッシングに入れるなどして食されます。また種子から圧搾した油もエゴマ油として食用に用いられます。
- あぶくま地方:宮城県南部から茨城県北部にかけて南北170km以上に標高 800m 級の山が連なる阿武隈山地を中心とする地域です。冷涼な山地ではあるが年間の降水量、降雪量が少ない気候が特徴です。
購入先情報
Webサイト
・たむらのえごま公式オンラインショップ
・田村市公式オンラインショップ
取扱店舗
・農産物直売所 ふぁせるたむら(福島県田村市)
・農産物直売所 愛情館(福島県郡山市)
・福島県観光物産館(福島県福島市)
・ヨークベニマル メガステージ田村店(福島県田村市)